本日は、企業ドメインと事業ドメインについて、私がどのように理解していたかを説明していきたいと思います。
「企業」「事業」と似たような言葉に加えて、ドメインという聞きなれない言葉に翻弄されて、問題集や過去問を解いていても、「あれ?どっちがどっちだっけ?」となっていました。
そんな風に私が「???」となっていた用語は、他の受験生をも惑わせていると仮定して、本日は、初学者向けに、ちょっとわかりづらい「企業ドメイン VS 事業ドメインの違い」を説明していきたいと思います。
ドメインとは
ドメインとは、英語のdomainにあたる「領地、領土、領域、分野」といった意味の単語です。
経営やインターネットでも使われている言葉ですが若干意味が異なります。
企業経営理論でのドメインは
・企業の生存領域
・企業が行う事業のあるべき姿、方針を明示したもの。
・企業が定めた自社の競争する領域・フィールドのこと
インターネットでのドメインは
・インターネット上の住所
・トップレベルドメイン(本日のサムネ画像のことです)
といった意味で使われます。インターネットの方のドメインは何となく、英語の意味と合っている感じはしますが、企業経営理論の方は2つめの「・」で説明されると全然頭に入ってこないですね。
私は、受験生時代、ドメインを頭の中で「領域」と言い換えしていました。
その為、企業ドメインは「企業領域」、事業ドメインは「事業領域」といった感じです。
これだとまだ、ピンと来ないのでもう少し深堀が必要ですね。
企業ドメインとは
企業ドメインとは、私の頭の中では「企業領域」として言い換えしており、「企業」としてどの「領域」でやっていくのか?という理解でした。
そのため、
「企業」としてどの「領域」でやっていく?
⇒A事業とB事業とC事業でやっていく
⇒事業ポートフォリオを規定する
という流れで、「企業ドメイン」が試験で出てきたら「事業ポートフォリオを規定」をセットで覚えることで「事業ドメインは~事業ポートフォリオを規定」という引っ掛け選択肢が出てきても選択しないようにしていました。
事業ドメインとは
事業ドメインは、「事業領域」として言い換えしており、企業ドメインと同じように考えると「事業」としてどの「領域」でやっていくのかという理解になり、
「事業」としてどの「領域」でやっていく?
⇒「誰に」「何を」「どのように」売っていく?
⇒どの「顧客」に、どの「機能」を、どのような「技術」で売っていく?
⇒エーベル3次元枠組み「顧客」「機能」「技術」
と繋げていました。これで、「事業ドメイン」⇒「エーベル3次元枠組み「顧客」「機能」「技術」がセットになりました。
企業ドメインと事業ドメインのつながりは?
よくある説明
インターネットとかでよく見る説明で、以下のような図がありますが、正直あまりしっくりきませんでした。
なんとなく合っている感じはしますが、「企業ドメイン」と「事業ドメイン」が直接つながっているわけではないですし、「企業ドメイン」と「事業ドメイン」を線で繋げることによる記憶の事故(「企業ドメイン」⇒「事業ポートフォリオを規定」に繋げられない)が発生する可能性が残ります。
私が考える企業ドメインと事業ドメインのつながり
私は、企業ドメインと事業ドメインのつながりについては、以下で考えていました。「企業ドメイン」と「事業ドメイン」の間に、「事業ポートフォリオ」が入ることで、それぞれの言葉につながりを持たせることができるので、試験時にも事故が発生しづらくなります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今日の記事で「企業ドメイン」と「事業ドメイン」の違いを少しでも理解いただけると幸いです。
このあたりの知識は、一次試験でも頻出かと思いますので、しっかりと違いを区別できていると差が出ると思いますので、今一度確認されるとよろしいかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。